2005年8月6日(土)三重県大会(鈴鹿市民会館)

『破稿 銀河鉄道の夜』(やぶけこう ぎんがてつどうのよる)

作:水野陽子 監修・原案:谷省吾
潤色:三重高校演劇部

キャスト
カナエ 濱口(2)
サキ 大橋(1)
トウコ 神農(1)
   

スタッフ
演出 岩田カ(1)
舞台監督 駒田(1)
舞台美術 岩田(1)
照明 村山(1)
音響 岩本(1)
道具 西村(1)
舞台 長谷川(2)、池田(1)、宮地(1)
メイク・衣装 村上(2)
制作 岩本(1)、竹内(1)

コメント:大会速報にも部員の「やりきった」というコメントが載ったように、ベストが尽くせたと思う。目標の中部出場はならなかったが、多分最後のミーティングでの部長の涙はうれし泣きだったのだと思う。来年の51回大会に向け、またがんばっていこうと思った。
それともう一つ思ったことがある。審査員のある方に言われたこと。芝居の筋に関わることだが「どうして養成所に行っちゃいけないの。行けばいいのに。」
『銀鉄』の初演は9年前で、したのは関西きっての公立の進学校。だから結末は「養成所に行こうとするのは逃げで、受験勉強に戻るのが逃げないこと」であり、それはそれで筋が通っている。
一方、昨年の三重高創作の『KECHAK!』は「高校卒業したらダンサーになるためにバリ島に行く姉」の話。それが結構受けて、近畿高文祭出場を果たした。
その9年の間にあったこと。それは大手銀行や証券会社が倒産、いい成績、いい大学、いい会社が必ずしも個人の幸せを約束するものでなくなったこと。その時代の変化に気づかず、9年前のストーリーを変化させなかったことが、『KECHAK!』を超えられなかった原因かな、とも感じた。
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