観劇ツアーのツボ
(最終更新:06/12/28)
これまで毎年11月〜12月に中部大会もしくは近畿大会のツアーを組んできました。
レベルの高い劇を見ることは、生徒自身のレベルアップにつながりますし、共通の劇を
見ることによって、生徒間、また生徒と顧問間の会話が活性化します。ツアー企画の際のツボを
書き残しておこうと思います。
- 安くあげるには…
- 宿探しはインターネットで、和室で1部屋に大勢が泊まれる宿を探すべし。
05年の京都近畿大会ツアーでは、多少距離はあったが、京都市内の修学旅行生が
よく泊まる繁華街の駅前の宿で、部屋借りで6〜7人詰め込んだら安く上がったし、
しかも男女用の大風呂はユニットバスに比べて格段に気持ちよくてよい。ユニットバスしかない宿では近くに銭湯がないかを聞いておくとよい。
- 交通費は学割、回数券などを駆使すべし。
切符は幹事が一番安い方法でまとめ買いし、改札口で一人一人に渡していく。そうすればはぐれたり、勝手に早い列車に乗ったりなどの心配が無くなる。
05年京都近畿大会ツアーでは、京阪回数券(土曜休日は10回分の料金で14回乗れる!)
、近鉄ビスタカードプラス(5000円で5500円分の特急券が買える!)などを駆使。切符買い役を決めておくとよい。
北陸へ出かけるなら名古屋までは快速みえの回数券、名古屋からは高速バスを回数券や往復割引で乗るのがお得。
- お金の支払いは一括して行い、宿で清算するのが便利。
必ず出発前に参加者名簿を作っておく。これを宿にfaxで送る。和室なら部屋割りをして送る必要があるし、シングルなら向こうで部屋割りをしてくれる。清算は結構、みんな細かい銭を持っているので、おつりが足らないということはない。帰る前日か前々日の夜、宿での清算が便利。
- より観劇の効果をあげるには…
- 宿に広めの和室や会議室(タダで借りれるとよい)があれば、そこで夜に「講評会」を開く
円になって座り、一人一人がその日の1本目の劇から、感じたことを全員に説明していく。見落としていたところなども分かり、すごく教育的なプログラムになる。
またこれをやることで劇について考えたり、話し合うことの楽しさが分かり、一体感も増す。またこれをやらないと夜が退屈でウノやトランプにのめりこみ、夜更かしし、健康を害したり、劇の最中の居眠りの元凶ともなる。
- ゲーム機・マンガは持ち込み禁止とする
ゲーム機やマンガは、劇への集中力を妨げ、仲間との話し合いから逃避させる。今の生徒のかなりの部分は、私から言うと「ゲーム中毒者」である。ゲームを作る人やゲーム評論家にでもならない限り、幼児から高校生までの人間が1日1時間以上ゲームをするのは問題であると思う。(携帯電話やネットサーフィンも同じ)むしろ宿題を持参させ、毎日30分でもよいから、寝る前や出発前にやるのがよい。
- プログラムにメモを取りながら観劇する
よいところを探しながら見るようにし、プログラムに感じたことなどのメモをとる。演劇を見慣れていない生徒は、滑舌やギャグ、変な登場人物などに惑わされがちなので、「テーマとして何を感じたか」「心を動かされるようなシーンがあったか、それは何か」という問いを事前に投げかけておく。またアンケートや感想ボード、幕間研究にも積極的に参加するようにする。ただし、感想ボードや幕間研究では、書いてはいけないことやしゃべってはいけないことなどをあらかじめミーティングなどで話しておく。また創作脚本のネタなども思いついたら書いておくように伝えておく。
- 最大の敵は「病気」
風邪が流行る季節なので、出発前の健康チェックは欠かせない。毎日ミーティング時に健康をチェックし、危ない人は早く寝かせる。また傘を持参させ、雨に当たることのないようにする。部屋は暖房による乾燥がきついので、マスクをはめて寝ることなども示唆するとよい。
- 食事はどうすればいい…
- 朝食は必ず、ついている場所を選ぶべし
できればバイキング形式のところが望ましい。ビジネスホテルは労働者が泊まっているので、たいていモーニングセットがついている。
- 昼食はコンビニおにぎりがベスト
朝に買って行くのがよい。近くにコンビニが1軒しかないないような場所では、昼は混み合ってなくなるケースもある。
- 夜は中華が楽しい。
大勢で入れて、比較的早く品が出てきて、みんなが一品ずつ頼めば、何倍も楽しめる。話も弾むし、中華がベスト。大盛りも頼める。イタリアンは、大勢で入るとやや遅くなる。15人以上になったら、2班に分けるのがよい。
- コンビニは集団で行く
深夜に少人数で行く事は危険。ミーティングの前までに必ず行っておくようにする。